魔法使い…
ボクが少年野球チームの総監督、監督をしていた当時、最後の1,2年に特に感じていたことです。
…当時チームは相変わらず強くて、大会に出場すれば優勝(たまに)準優勝(たくさん)BEST4やBEST8は当たり前のように子供たちが
活躍していました。
しかし地域の大会では通じても、県や全国の強いチームと試合をすると…思い通りには勝たせてもらえず「なぜ負けたのか」が理解できないときがありました。
なんでだろ〜
…そんなことを考えていたある日、テレビを観ると高校野球のドキュメント番組がやっていて何気なく観ていたけど、そのうちどんどん引き込まれ…最後は一言一句までメモをしてる自分がいました。
その番組に出ていた人物が、取手二高・常総学院を率いて、日本一に輝いた「木内監督」だったんです。
皆さんも一度は耳にしたことある「木内マジック(魔法)」😊当時、ダルビッシュ擁する東北高校が優勝候補にも上がっていて、東北初の優勝間違いなし!とまで言われました。
決勝戦は予想通り、東北ペースで進み優勝が現実味を帯びてきた中盤、突如打ち込まれ始めたダルビッシュ…訳が分からなくなり失点をしてしまい…優勝は常総学院に決まりました。
その後の番組で当時を振り返った木内監督は…決勝前夜のミーティングで選手たちに…
「ダルビッシュは今のお前たちが打てるピッチャーじゃない❗だから、明日は勝とうなんて思わなくていいから…」
しかし、これは選手たちに余計なプレッシャーを持たせないための「本気」の一言だったんです。
木内監督も本気でそう思ってた…そうです😅
しかし、いままでの経験と知識…そして、智慧を最大限にフル回転させて、戦況をみていて劣勢なチームに智慧を授けます。
それが…どんな良いピッチャーも最初から最後まで全力で投球はしてこない…ましてダルビッシュは一流の投手、必ずどこかで「手を抜く」時がくる!その時のダルビッシュなら…お前たちでも、なんとか打てるかもな…って言ったそうです。もし、ワシがダルビッシュなら8.9回は全力でくる!だから下位打線から始まる、この回が勝負になってくる。
そして、的確な指示を出します。
「初球の甘い球は確実に打て!」
結果、その回にダルビッシュを打ち込み、リズムを崩したダルビッシュはその後も失点を重ねてしまい負けてしまいました。
そうなんです。木内監督の采配を当時は「木内マジック」とみんなが言っていましたが、それらは沢山の経験と知識、智慧から学んだ…「先を見透す(予測する)チカラ」のことなんです。
なので、ボクの言う「魔法使い」とは…
わからないことを粘り強く継続し「自分を研鑽」し続けたことによって、みんながわからないことを…わかってしまった…にんげん…なんです。
だから、ひとは理解できないことを「マジック」と言うしかないんですよね😄
それから、ボクは誰よりも物事を知れるようにがんばったことを思い出しました。
ちなみにもう一人「魔法使い」は
存在しまして…それは「野村監督」です
ご清聴ありがとうございました🙇♂️
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