自己を過大評価した瞬間から、思考の硬直が始まる。
ノムさんの愛称で親しまれていた、日本球界⚾️を代表する名選手・監督です。ホームラン数は「世界の王」に次いで第2位❗また野村再生工場として、ベテランを復活させて活躍させるなど、日本球界に数々の足跡を残された…偉大な方です。
…ボクが昔、少年野球チームの指導者をしていた時、1番読んだ本が野村監督の本でした。
読み出したきっかけは…
自分の経験値だけでは、「周り(選手、指導者、保護者)がついてこない」「勝てない」ことに気づいたからです。
当時は、野球以前の問題(保護者・指導者間の軋轢など)がチームに山積しており、それらを整えるのに随分時間がかかったなぁ…
たとえば…
夜に電話がかかってきて、公園で保護者と会ってお話(どうして、うちの息子は試合にでられないんですか?とか…お母さんからチーム内の人間関係の相談など…)を聞いたり、ときには…何気なく言った一言の揚げ足を取って…保護者会を開かれて、やり玉に上げられることもあったなぁ(2時間!!)
どこか「天狗」に映るような、所作や言動があったんだろうな…本人も気づかないところで…
ときには、ややこしい方から脅しみたいな電話もかかってきたことがあった監督1年目…
よう辞めなかったわ。
そう言えばグラウンドに危なそうな方が来てた時もあった…筆舌に尽くし難いこともあった…精神的にキツくて10キロ直ぐに痩せた…
こんなことを経験して…初めて…
腹を括った(覚悟を決めた)
それからは本格的に本やルール、選手への技術の伝え方、言葉遣い(選手、保護者、指導者)行動、所作など全部、見直して、それを継続することで…少しずつ理解してもらえる方が増えていき、だんだん自分を失脚させようとした方々が少なくなっていき…信頼(クレジット)を高めていけるようになった。
その後、チームがどこに向かいたいのか…
そんなことを考えはじめ、「日本一」を掲げて活動を始めたら…最初は半信半疑な指導者、保護者の方々も、少しずつその気になってきたのを思い出します。
そこから「日本一プロデューサー」を本気で叶えるために、1番に変えたこと…
それは行動でした
日本一のチームを調べ、対戦を申し込み、最初はとてつもない点差で負けて…違いを痛感し、相手の指導者と仲良くなり、ノウハウを教わり…所属リーグを増やし、色んな地区の見たことも無いチームや環境を経験し、(年間171試合したこともありました)逞しく成長してくれました…最高は近畿大会ベスト8!(最後は色々あり棄権…くやしかった)
…そうなってくると…チームの扱いがどんどんと配慮して頂き、相手から連絡がきたり、声をかけて下さるようになり、チームも凛として良くなりました。
いまでも忘れません…さいしょ…チームを預かった時、練習試合を申し込んだら、…断られました。
なぜか…
「あんたのチームと練習試合をしても意味が無い」…キツかった
…弱いからね
…これ辛かった
…どこに申し込んでも断られました
ちゃんと、ホームページでスケジュールを確認して何も無いことを知った上で連絡しても…
断られました…くやしかったなぁ(泣( ᵒ̴̶̷̥́ _ᵒ̴̶̷̣̥̀ ))
そんな時、恥を忍んで地区の強いチームに練習を見学させてください…と頭を下げたら…
お年を召した監督が、こんな新人の若い監督を最上級の待遇で、練習のノウハウや子供たち保護者、指導者との距離感などたくさんのことを丁寧に教えてくださいました。
全てを教えてもらえたこと、何より「監督として、ちゃんと扱ってくてた」ことに感謝しました。
いまはチームを離れましたが、あの時に感じた「恩」はいまでも色褪せることはなく、今度はスポーツメンタルコーチとして、形を変えますが、「貢献」「感謝」「恩返し」を胸に秘め、アスリートや子供たちの心をサポートできれば…と思っています٩(ˊᗜˋ*)و