「未来は、いまである」
現在、あるアスリートの心(メンタル)のサポートに関わらせてもらっている。
曲がったその先に出口があるのに、曲がるまでまったく気付けない・・・この暗闇はいつまで続くのか・・・
そんな閉塞感を感じつつサポートをしていた・・・5月中旬。
大きな大会が6月末から始まるのに・・・。
それは、春の地区大会の負けから始まった。今まで圧倒的な力で勝利していたのに・・・
「ライバルの出現」である!ドラマではよくあるストーリーだが・・・まさかである。この相手がまた強い!!
この負け・・・ちょっと堪えたようである。
その後の練習にも影を落とし頑張っているけれど、頭の中が整理できず気持ちが上がりきらない状況が続きました。
その結果、同じ相手にまた負けたのである‼️ 連敗である。会場も正直、あり得ない空気が漂っている。
これマジやばい!!負けたことに・・・ではない。
気持ちが上がらない状況で試合をしてることがヤバいんです。
前回の敗戦から、気持ちが前に向かず逆に「思考停止」の状態。
このまま行くと・・・6月末から3週連続で始まる大会、全部落としかねない!
そう思い、メンタルコーチとして気持ちの整理をしてもらい、現状把握から勝利するために必要なこと、「削除」しなければいけないことを見つけ出し、気持ちが上がらないものを全て「目標の達成」と比べ、どちらを優先するのか?じっくり時間をかけて、頭の中のモヤモヤを丁寧に解いていった。
その結果・・・勝利するためにやることが見えてきたのである。すぐに100%行動できるようになったわけではなかったが、少しずつ自分に正直に生活することで心も体もスッキリ。6月末からの大会、3週連続で勝ち切ることに成功したんです!
素晴らしい成果が出ました。
いま思えば、ライバルの出現にここまで苦しめられましたが、このライバルが出てきてなかったらと思うと、ゾッとする!
この時期のライバル出現でよかった。もっと時期が遅かったらきっと立ち直れる時間は残されていなかったのかもしれない。
その時に、アスリートを支えたのが、冒頭に書かせてもらった、「未来は、いまである」・・・である。
詳しくは書かないが、この言葉が放つ「念い」はすごいものがありました。
8月から、日本一を目指し新しい挑戦が始まります。あまり時間があるわけではないですが、きっと暗闇から出てきたアスリートを待っているのは、輝く未来だと信じています。